ゲームは本当に悪影響を及ぼすのか・・「学力」の経済学を読む
ゲームは子どもに悪影響を及ぼすのか・・・
息子とのゲームの攻防戦が、「ゲーム禁止」状態で膠着状態に入っているので
そもそも、ゲームは子どもに悪影響を及ぼすのかを調べてみた。
そこで、参考にした本が ”「学力」の経済学”
この本の紹介に、、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。
とあったので、さっそく購入し読んでみた。
テレビやゲームは子どもに悪影響を及ぼすのかの部分を読んでみた。下記はその抜粋
これまで、テレビの視聴時間と肥満、またはゲームの使用時間と問題行動の相関関係を調べた研究は相当数存在しています。
そして、そうした研究のほとんどが、テレビの視聴時間と肥満、またはゲームの使用時間と問題行動には正の相関があることを示しています。
マスコミはやたらにこういった研究の結果を取り上げて、テレビやゲームの悪影響を宣伝しますが、単に相関関係に過ぎないのか、それとも因果関係なのかを、私たちは見極めなければなりません。
では、因果関係を調べた研究の結論はどういうものでしょうか。
それらの研究の多くは、テレビやゲーム「そのもの」が子供たちtにもたらす負の因果効果は私たちが考えているほどには大きくないと結論づけています。それどころか、シカゴ大学のゲンコウ教授らは、幼少期にテレビを観ていた子供たちは学力が高いと結論づけているほか、米国で行われた別の研究では、幼少期に「セサミストリート」などの教育番組を見て育った子どもたちは、就学後の学力が高かったことを示すものもあるのです。
ゲームについても同じです。ハーバード大学のクトナー教授らは、中学生を対象にした大規模な研究によって、ゲームが必ずしも有害ではないことを明らかにしています。それどころか、17歳以上の子供が対象になるようなロールプレイングなどの複雑なゲームは、子供のストレス発散につながり、創造性や忍耐力を培うのによい影響があるとさえ述べています。
ゲームの中で暴力的な行為が行われていたとしても、それを学校や隣近所でやってやろうと考えるほど、子どもは愚かではないのです。
テレビゲームやゲームをやめさせたとしても、男子は最大1.86分、女子は最大2.70分学習時間が増加するに過ぎない
どれくらいのテレビ視聴やゲーム使用だったら無害なのでしょうか。私たちの推計によると、1日に1時間程度のテレビ視聴やゲーム使用が子どもの発達に与える影響は、まったくテレビを観ない、ゲームをしないのと変わらないことが示されています。
一方、1日2時間を超えると、子どもの発達や学習時間への負の影響が飛躍的に大きくなることも明らかになっています。
子どもが、1日1時間程度、テレビを観たりゲームをしたりすることで息抜きをすることに罪悪感を持つ必要はありません。
「テレビやゲームは有害だ」というのは、その昔「ロックンロールを聞くと不良になる」といわれたと同様、単に人々の直感的な思い恋を強く反映した時代遅れのドグマに過ぎないのです。
と、書いてあった。
なるほどなぁ、研究の結果。1時間程度であれば影響はほとんどないんだなと・・・
暴力に走ったりもしないことも分かった。
ここまでは、安心したのだが、
考えてみると、その1時間のプレイ時間の管理ができていなかったことに気づく。
そうだった・・・ 1時間で終わらせるのが難しかったのだ
一時間で終わらせればいいのはわかったが、そもそも1時間で終了させることで戦っていたんだ。
それが難しいんだよなぁ~
考えてみたが、いい方法が見つからない。
ゲームを1時間で終わらせるというのが難しいのはよくわかる。だって1時間というと、ちょうど調子が出てこれからという感じ、あっという間である。
大人だってやめるのが難しいのに、子どもはもっと難しい。
そもそも、1時間たったから「ハイ終了!」といって「うん、わかった」というようなゲームは、つまんないゲームだよなぁ~。
お互いいやな気持になるくらいだったら、全くやらないほうがましなのかとも思ってしまう。(息子に可哀そうなことをやってそうな気がする)
ここをよく考えないとね
うーん、これ宿題!!