人生の書 菜根譚 人間関係に関すること
名経営者の愛読書として
すぐれた「人生の書」として、むかしから、多くの人びとに読み継がれいます。
ネットで少し調べただけでも、松下幸之助、田中角栄、川上哲治、野村克也など偉人・名経営者がこぞって愛読書に挙げています。
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事業を継続していくために必要な心
たくさんの名言がある中で、今回は特に私が事業を起こすそして、継続していくにあたって一番大切にしたい、人間関係に関する名言をご紹介したいと思います。
一歩さがって道を譲る
狭い小道を行くときには、一歩さがって人に道を譲ってやる。
おいしいものを食べるときには、三分をさいて人にも食べさせてやる。
こんな気持ちで人に接することが、すなわち最も安全な世渡りの極意にほかならない。
譲って失うものより、見返りとして得るものの方が大きいのではないでしょうか?
他に、また、他にこういう名言もあります。
進むためにはまず退く
この世の中を生きていくには、他人に一歩譲心がけを忘れてはならない。
一歩退くことは一歩進むための前提となるのだ。
対人関係においては、なるべく寛大を旨としたほうが良い結果につながる。
人のためにはかってやることが結局は自分の利益となって跳ね返ってくるのだ。
このように、人に譲ることの利益を説いています。
NPOやボランティア活動をしている人の中には、社会に良いことをしているから、
「世の中に認められて当然」、「何で回りは理解してくれないのか」
このようなことを言う人がいます。
このような考えでは、その活動に対し共感してもらえなくなってしまいます。
そうではなく、他人に寛大になることが大切だと思います。
さらに、こんなことも言っています。
人に多くを期待するな
人を叱責するときには、あまり厳しい態度で臨んではならない。
相手に受け入れられる限度を心得ておくべきだ。
人を教導するときには、あまり多くを期待してはならない。
相手が実行できる範囲内にとどめておくべきだ
相手の立能力や立場をよく考えて人と接することが必要で。仕事をするにおいて、取引先や同僚・部下に対するときも、このような感じで人間関係を構築していくことが大切だと思います。
「菜根譚」には他にも、たくさんの名言・人生訓があります。ぜひ手にとってみてください。
今回紹介した現代語訳は、守屋洋著の「決定版 菜根譚」を引用させていただきました。
いくつか、菜根譚の本を読んでみましたが、これが一番わかりやすかったです。
どれが良いかと迷ったら、この本をおススメします。