パパイチ パパも小学1年生 あそび係

子育てを頑張っているパパに、こんな感じでもいいんだと思ってもらえるホッとできるブログをお届けします。

母の新しい旅

世界が変わった。

母が亡くなって、2時か月近く。
悲しみの波が落ち着くことはあまりなく、落ちた時はただただ悲しいだけ。

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普段の生活をしていても、一緒に住んでいたわけではないので
特に何も変わらない。
周りの世界も何も変わらない、
ただ、この世に母がいない、もう逢って話をすることもできない。
ただ、そこが違っているだけ、その視点に立つだけで、この世界がガラッと変わる。
不思議な感覚。

意味のない世界、モノクロームの世界になる。

 

何故か、私にだけ会いに来てくれない

母が亡くなってから、私に会いに来てくれなかった。
夢にも出ることがなかった。
周りの人には出てきてくれているのに。

そんな母が、やってと来てくれた。

夜寝ようといつも通り布団に入った時、足元に立っていた。

確実にそこに存在していた。


いつも通りの感じで、私を見ていた。
しかし、ただ見ているだけ。話しかけるが、何も返してくれない。


いつも通り「少し微笑んで、私の名前を呼んでいる。」
嬉しさと、悲しさと、せつなさが入り混じる。
なぜ、答えてくれないのか

そんな感じで、10分くらいいただろうか。やっと話してくれたと思ったら
「急いでいくところがあるから、帰らなければいけない」という
「えぇっ」という感じだったけど
既に帰ろうと歩き出していた。かなり急ぐ感じ。

悲しかったけど、仕方なく玄関まで送った。
そして玄関を開けてやると、階段を下りてそして帰っていった。

でも、逢えてうれしかった。
久しぶりに、母と一緒にいる感じがした。それだけでもいいかと思う。

 

49日だった

次の日、妻に言われた。「昨日は死んでから何日だったっけ」
数えてみると、49日だった

言われてみて気づきました。「49日のお別れに来たんだ」
次に行くところが決まったので、それで私のところにお別れに来たのだろうか

なんか、悲しくもあり、嬉しくもあり、不思議な時間。
でも、やはり、母のいない世界はつらい。