社会貢献をすることで暮らしていけるのか 考えたみた。
社会に良いことをすることを仕事にできるのか
今回紹介するのは、「社会貢献でメシを食う」です。2010年に発刊された本です。(この頃は、将来に不安を覚え、NPOの世界で仕事をして暮らしていけるのかと悩んでいたんだと思う・・・)
そもそも、社会貢献のことを理解するために手に取りました。結果
この本を読むことで、より深くソーシャルビジネスとは、そして、その価値を教えてもらいました。
ソーシャルビジネスって何?
まず最初に、ソーシャルビジネスとは何かという「定義」から
ソーシャルビジネス
社会的課題の解決を国の政策や税金を使わずに、民間がビジネス手法を使って解決すること。
非常にわかりやすいです。国の政策や税金を使わないというところがとてもいいと思います。
補助金や委託などをではないというところがいい。
共有したいのは絶望ではなく『希望』
志だけでは付加価値は生み出せない
これから本当に、ソーシャル・ビジネスを手掛けたいと思っている若者たちに理解してほしいのは、「志だけでは付加価値は生み出せない」ということ。
税金や補助金を使って行われてきた公的事業を民間の力でやるということは、普通のビジネス以上に難しい挑戦であり、優れたビジネス・モデル、長期的構想力そして強力なマネジメント能力が必要とされるのである「普通の会社に入るのが何となく嫌だ」とか、「社会のために何かできたら」程度の想いでは、この分野で活躍するのは難しい。ソーシャル・イノベーションをやってみようというならば、普通の会社に入っても普通以上のことを成し遂げることができるような、「圧倒的なビジネス能力」を学んでほしいのだ。
そして、志(思い)だけでは、ダメがという事
ビジネス手法をきちんと学ぶことが必要だというところに、すごく共感しました。
なぜなら、そこが自分にとって一番足りない所だったからです。
そこに気づかせてもらいました。そのあとホントに勉強しました。
「自己犠牲」ではなく「自己実現」
古くて間違った常識の一つに、「自己犠牲」という考え方がある。実は、これこそが日本の社会セクターの成長を阻害してきた最大の問題点といってもよい。なぜかというと、自己犠牲には笑顔がないからだ。笑顔のない所に幸せはやってこない。自己犠牲は、世界の悲惨な状況の置かれた人たちと共感しあうことはできる。しかし、僕らはだれかと嘆きや悲哀を共有したくて社会貢献するわけではない、
僕らが共有したいのは絶望ではなく、「希望」だ。
今ある状況より、少しでもこの社会をよくしたい
希望を持てる社会にしたい、自分の子どもたちが夢を持てる社会にしたい。
家族や仲間たちと笑って暮らしたい。
そのためには、社会課題を解決していくことを、きちんとシゴトにして生活していける社会になって欲しい。
そして、そういう人がひとりでも増えていってほしいと願っています。