母の死 グリーフケアのために書き綴る その5
母を想うと心が痛む
一人でいると、母のことを想い出す。家族といるときは平気なのだが
一人になると心が痛みだす。
100ヵ日の法要が済んでも、母がいないことに関して、まだ現実感がないことが多い。
バイクを運転しているとき
車を運転しているとき
一人で家にいるとき
母の『笑っている顔』『悲しい顔』『怒っている顔』『泣いている顔』そ
の時その時のことを想い出してしまう。
母のやさしさ。子どもへの想い。
私が若いころ、仕事の都合で離れて住んでいた。
そんな時、母は近所の人たちと私の話をするたびに泣いていたらしい。
会えない私を想い出して泣いていたという。
そんなことも想い出す。(そして今、その立場が逆になってしまったのだが・・・)
想い出を大切にする。
今の痛い気持ちはすぐには消えない。
当分の間は、潮が引くのを待つように待つしかないのだろう。
想い出は消えない、消さない。
ただ、少しずつでいい、痛みは薄らいでいってほしいと願う。