母の死 グリーフケアのために書き綴る その14 日常 家族との朝
悲しみが止まらない
母が亡くなって半年がたったが・・・。
夜、寝る前に必ずと言っていい程、母のことを想い出す。
その時、気持ちを切り替えることができればいいのだが、
たいていの場合、切り替えることができず。いろいろなことを想い出し、気持ちが落ちていく。
そう、「悲しみが止まらない」状態になってしまう。
そんな時は、その気持ちに抗うことなく受け入れることにしている。
母との想い出、母の涙を見た時、反抗期のころ酷いことを言ってしまった時、一緒に箱根に両行に行ったときは本当に楽しかった。
彫刻の森美術館でピカソの絵が描かれた石を見て、「子どものいたずら書きみたい」と笑っていた母など・・・色んなことを想い出す。
その結果、もう会えないし話をできないという現実。母が笑った優しい顔が頭から離れない、どうしても話をしたくなる。
たまらない気持ちになる、そういう状況では眠れない。
家族の支え
そんな時、現実に戻るには、家族の顔を見ることにしている。
子どもたちの寝顔、妻の寝顔。
このみんなを守らなければいけない、一緒に楽しく暮らしていきたい。
そういう思いが自然と湧き上がってくる。
家族がいなければ、私はどうなっていたかわからない。
家族には本当に感謝している。
母も私たちが幸せに暮らすことを願っていると思うし、
娘が言うように空から見守ってくれていると思う。
こども達の助け
今朝、息子がなかなか起きてこない私を起しに来てくれた。
「パパ、朝だよ!起きなきゃ」
「朝ごはんは、クロワッサンだよ」
娘はまだ隣にいて、目を覚ました後、こっちを見てギューッと手を握ってくる。
この日常があれば乗り切ることができる。
本当に家族に支えられている、感謝する朝でした。