母の死 グリーフケアのために書き綴る その7 お盆の終わり
お盆が終わった。
この3日間、あっという間
初めての母がいないお盆、いつもと全く違っていた。
まだ、母がいないことに慣れていないし
今まで、どれだけ母に頼りきりだったか、それが本当にわかった。
今更ながら、母の存在の大きさを感じた3日間だった。
小さいころに戻った感じ
お墓にいると、ずっと会っていなかった親戚の人たちがお参りに来てくれた。
お互い年を取っていて、すぐにはわからない人もいる。
それでも、少し話をすると打ち解け、合っていない間何をしていたかの話になる。
そして、子供のころの話になり、懐かしい話がいろいろと出てくる。
本当に懐かしい、そしてみんな年を取った・・・
今年は、コロナという事もあり、規制している人が少ないのだろう。
墓参りの人も少なかった。
久しぶりの実家での花火
子どもたちと花火をした。久しぶりにお盆に実家で。
「ほら、パパ見て、キレイ」
「おにいちゃん、花火が近くて危ない!」
「花火の色が変わった見て!見て!」とその時だけは賑やかになり、笑い声も大きい。
娘は、花火を持って走り回っている。それを、写真にとる従妹のお姉さん。
そんな時、ここに母がいたらなぁ~と思う。
昔、自分が小さかった、母と一緒に過ごしたお盆を思い出した。楽しい時間。
母が帰っていく瞬間
そして、お盆の締めくくりは、近くの海岸に行き線香を立て、お茶を海に流して
終わる。
集まった家族と一緒に母を送った。いつも母と一緒にやっていた・・・。
それが、今年は隣に母がいない、逆に、母を送ることになってしまった。
この瞬間一番寂しくて、悲しかった。
子どもたちと一緒に手を合わせ、しばらく手をつないで海を眺めていました。
星がとてもキレイでした。