母の死 グリーフケアのために書き綴る その9 日常に戻っていく
仕事に追われて
毎日の仕事や子育てに追われて、母のことを想い出す回数が少し減ってきている。
寝る前によく思い出していたのだが、今は仕事のことで頭がいっぱい。
こんな感じだと、母に申し訳ないような気がしてならない。
そして、こうやって少しずつ日常に戻っていくのかと思うと少し淋しい気がする。
娘との会話
今朝、娘を保育園に送っているとき
娘が、何の前触れもなく
「また、おばあちゃんが剥いてくれたリンゴが食べたいね!」と言ってきた。
娘は覚えてくれているんだ。そう思うと、なんか嬉しい。
8月はお盆の季節という事もあって、亡くなった人のことを話す機会もあり、保育園のお便りに
天国に行った人とはもう会えなくなって悲しいけど、仲良くしていた人は、天国から私たちのことを見守ってくれていると思う。
と書いてあったので、娘に尋ねると。
「私が言った言葉を先生が書いてくれたんだよ。」
見守ってくれているというのもうれしいのだが、「仲良くしていた人」というのがもっと嬉しい!!
娘と歩きながら
保育園への道を二人で歩きながら、娘と一緒に想い出している。
「そうだったねぇ、おばあちゃん家に行くとすぐに、リンゴやブドウが出てたねぇ~」
「うん、そうだね。おいしかった。また食べたいなぁ~」
母のことを身近に感じながら二人で歩く
いつまでも覚えていて欲しい
心から思う。
娘や息子に、いつまでも母のことを覚えていて欲しい・・・