社会起業って何? 社会課題をビジネスの手法で解決するための最初の1冊
社会起業って何?を知るための本
今回紹介したいのが「社会起業家スタートブック」
2010年発刊なので、10年前の本になります。
その頃、これからは、ソーシャルビジネスや社会起業と言われたいた時期で
何か勉強しないとなぁと思って最初に手に取った本。
社会起業って何?という事から
立ち上げ期、お金の事、組織づくり、周囲の巻き込み方など企業に必要な事を順を追ってわかりやすく説明してある。
社会起業とは、「社会課題」を「ビジネスの手法」で解決するという、新しい手法だ、創業者に限らず、NPOなど社会課題に取り組む団体で働く人も含まれる。
もう大きな企業に頼る時代は、どんどん過去のものになっていくだろう。企業の体面を守るために、さまざまな偽装が行われ、リストラで切り捨てられる。私たちはそんなものにあきあきしたんだ。
自分の思いが届く、生活の自由がきく、スモールでビューティフルなビジネスをつくっていこう。
継続可能なビジネスの手法が、社会に変革を起こす。
などなど、共感できる内容がたくさんありました。
特に印象に残っているのこと
ありとあらゆる場で、思いを伝える
あるNPOのリーダーは、初期を振り返ってこんなアドバイスをくれた。
「会う人、会う人に、常にやりたいことを語ったんです。こんなことをしたいんですって。どんどんどんどん言っていると、そのうちに、協力してくれる人が出てきたり、方法が見つかったりして。だから、絶対に口に出した方がいいです」
そして、人に話すことの効果も挙げてくれています。
自分の考えや気持ちが整理できる
どこが共感されるポイントかわかる
賛同者や協力者が見つかる
アドバイスやアイデアをもらえる
手段や方法を見直せる
自分が気付かなかったことに気づかされる
本当に人に話すことは役に立つ!
このことは、今でも事業を始めたいと相談に来る人には言うようにしています。
自分にも同じ経験があるからです
人に話すことによって事業が磨かれるのです。
「えっ」と「そんな考え方もあるのか」と、いい所、悪い所に気づかされます。
でもちょっとだけ注意してほしいのが、誰でもいいというわけではないというところ
「そんな事業うまくいくはずがない」と高まった気持ちを気持ちを、木っ端みじんに砕かれる恐れもあるし、最悪いいアイデアが盗まれる可能性もないではなりません。
なので、最初は、この人なら信頼できるという人や全く業種が違う人から始めるのがおススメです。
「社会起業家スタートブック」
社会起業家になるためにどのような事をやっていけばよいのか、分かりやすくイメージすることができるおススメの本です。