ゲームは苦痛解決の手段だった.
ゲームの時間の制限が効かない
コロナ禍の状況でのステイホーム、雨の日の外に出られない状況(ソーシャルディスタンスを保った上での屋外での遊びができない)
こんな中、どうしてもゲームをする時間が増えてしまう。
時間制限をしているのだが、友達の家でもやっているようだ。
目の届かない状態では、時間の制限もあまり役に立たない。
こうなってくると、どうしても「ゲーム依存」が気になる
そこで、ゲーム依存とは何かを知るために本を購入してみた。
ゲーム依存から我が子を守る本
まずは、息子の状態がどんな感じか知りたくて、下記の部分を読んでみた。
新しい診断名「ゲーム症」。研究、治療の対象に
「ゲーム症」の基準のポイント
1.ゲームを始める時間、頻度、続ける時間、やめる時間などを自分ではコントロールできない。
2.日常生活でやるべきことより、ゲームをすることが優先されてしまう。
3.家族や学校などで、マイナスの状況が起きているのに、ゲームをやめられない。また、エスカレートしてしまう。
1~3の状態が少なくとも12か月以上続いている。
すでに、1~3の状態は続いている。
マイナスの状況というのがどの程度かというのが気になるが、
宿題をテキトーにやっている(漢字の書き取りなどでは、本当に字が雑で汚い)
忘れ物が多い、など
どうしようもない状況ではないが、この程度ならば気になるところがある。
まだまだ、依存と言うまでには至っていないが。
依存への理解は深まった。
ゲームは苦痛解決の手段
さらに続いて読んでいくと
苦痛解消の動機は正しいが、手段が間違っている。
依存症になりやすい人の多くは、心にモヤモヤとした苦しみを抱えています。例えば、対人関係がうまくいかなかったり、過去のトラウマに苦しんでいたり、うつや心の病気に悩まされたりしています。
こうした悩みは、いわば「一次障害」ともいえるものです。
「一次障害」に悩む人は、苦しみをやわらげようとアルコールや薬物に頼ったり、特定野久尾堂や人間関係に執着したりするようになります。
やがて同じ量では満足できなくなり、自分ではやめられなくなるコントロール障害に陥ります。
これが「依存症」と呼ばれる病気です。
このようにほとんどの依存症は「一次障害」を解消しようとして発症した「二次障害」に当たるものなのです。
苦しみを解消しようとするのは、生きるために必要なことですから、その動機は正しいものです。
間違っているのは、物質や行為などに依存してしまう「手段」だと言えるでしょう。
ゲームは苦痛に耐える心の杖。取り上げると依存はひどくなる
ネットゲーム依存は、心の弱さやだらしなさが原因ではありません。
生きづらさを抱える子どもが、何度か生きのびようとする手段なのだということを、大人は知っておく必要があります。
とり上げると、子どもを追い詰めることになる
なんとか生きのびている子どもから、いきなり「心の杖」を奪おうとしたら、子どもはどうなるでしょうか。
どんなに「あなたのためだから」と言われても、命の支えだった「心の杖」を奪おうとする親のことを、子どもは敵だと思うでしょう。
親が手を上げれば、暴力で返してくるかもしれません。
親子関係はますます悪化して、子どもの心は孤立感を深めていきます。
孤独になれば、気分を楽にしてくれるネットゲームをさらに求め続けるでしょう。こうして、親がネットゲームをとり上げようとすればするほど、
子どもの心はネットゲームへの依存を高めていくのです。
大事なのは、まず親子関係を正常化すること。親が「心の杖」をとり上げないことが分かれば、子どもは安心します。
ゲームは苦痛解に耐える心の杖だったんだ!!
何か、息子なりにモヤモヤとしたものがあったのかも。
そういえば、最近特に忙しくて、子どもの話を十分に聞いていなかったかも。
親の力で取り上げるのは簡単だが、その後の子どもの表情を見るのが辛い。
悔しくて、悲しくて、不安な表情をする。
もしかしたら、子どもを追い詰めていたのかも、私のことを敵だと思ったかも。
制限時間について、十分に話をしたと思っていたが、本当に息子は納得していたのだろうか?
親子関係がそんなに異常だとは思わないが、
子どもと一緒に過ごす時間を少しでも作ろうと思う。
たまには、時間を気にせず一緒にゲームをしてみようかと思う。